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ヴァレリーの誘惑/言葉なき隣人

13 thirteen ~マスターズ・オブ・ホラー2~

ヴァレリーの誘惑 Valerie on the Stairs
監督:ミック・ギャリス

<STORY>
売れない作家たちが集うアパートにやってきた一人の青年。越してきたその日から、女性のすすり泣く声がどこからか聞こえ、やがて階段でひとりの女性と出くわす。
彼女の名はヴァレリー。「わたしを助けて」と言うが、背後から怪物が現れ、ヴァレリーを壁の中へ引き込んでしまう。

<感想> ネタバレ
ん~~~これまた邦題のミスマッチが目立つ作品でした。
原題直訳は「階段のヴァレリー」になります。

以下、ネタバレになりますのでご了承ください。

舞台となるアパートメントは作家志望で、未だに出版経験のない人々に家賃なし・食事つきで部屋を提供しているという非常に面白い場所でした。
主人公は部屋が空いたので引っ越してくるのですが、前の住人は自作をことごとく出版社から断られ、自主出版も出来ないことから自殺したという、何ともありがちな前振りがあります。
そしてアパートの住人は「作家志望だけど、一向に日の目を見ない人」だけあって、一癖も二癖もあるのでどんな内容なのかな~と思っていたのですが…

前の住人の自殺って関係なかった(笑)

これ見よがしに血だらけのバスルームなんて出す(幻覚だけど)から、てっきり幽霊ものかと思いました。ところが、それ以降は全く出て来なくて「ヴァレリーとは何者?」の方に話はシフトしていきます。

「誘惑」というタイトルからヴァレリーがどれほどの美女かと思いきや、女優さんには申し訳ありませんが、そんな美女でもなかったです(←作中では美女として描かれてますが:苦笑)

ピンポンダッシュ(←ドアのノック)や、すすり泣き、部屋の備品の破壊、幻覚、壁叩き、夢の中へ無断登場などなど、主人公は落ち着いて執筆活動も生活も出来ません。だから「誘惑」というよりは「妨害」です(笑)

結局、ヴァレリーとは何者なのか?
本気でデビューする気がもう無くなったんじゃないかと思われる作家三人によって、日頃の鬱憤や悪趣味を叩き込んで書かれた「階段のヴァレリー」という小説の中の女性でした。
(同人誌をやっている人間にはちょっとチクリとくる設定です:笑)
ヴァレリーを支配している怪物ももまた同じで、どういうわけか具現化してしまったという話だったんですね……本当に前の住人の自殺は関係なかった。

まぁ、最後の最後で捻って見方を変えれば、その自殺した作家が書いた最後の作品が実はこの話だったとも取れるんですが。
理由はこの作品に登場した主人公その人もまた作中の人物で、ラストは消えてしまうからです。
まぁ、その…作中でアパートの大家曰く「駄作だけど、魂はこもっていた」作品だったようなのでそうなのかなって……確かにあまり面白くなかったのです(苦笑)



言葉なき隣人 FAMILY
監督:ジョン・ランディス

<STORY>
美しい桜が咲くある家の地下室で、陽気な音楽に合わせて「作業」をするひとりの男がいた。彼は今、自らの理想の家族を「作って」いたのだ。
肉を溶かし、キレイに洗った骨を針金で繋ぎ合せ、鬘を被せて、服を着せる。そうして、「妻」「娘」に続く「父親」を完成させた。
ところが、隣りの空き家に若い夫婦が引っ越してくる。その妻はとても美しく、彼は彼女を「新しい妻」にしたくなった…。

<感想> ネタバレ
空想と言うよりは完璧「妄想」の世界に生きる男でしたね。
最初は(空想上)夫婦円満だったくせに、引っ越してきた隣りの人妻が気に入ると、いきなり「口うるさい反抗的な妻」になってしまって、作り上げた妻を殺害(破壊)する理由にするところが何とも凝っています。
新しい家族が欲しくなると、これまた「おばあちゃんは来ないの?」「妹が欲しい」など、可愛い娘がねだるという流れを作ります。
さらに凄いのは、その「新しい家族」を街中で物色するときに、目当ての人物が「わたしをあなたの家族にして」「わたしは孤独。愛してくれる人が必要なの」など、相手が自分の家族になることを望んでいるという妄想をします。

いい加減にしろよ、このオヤジ…orz

正直、うざいです(苦笑)

以下はネタバレになりますのでご了承ください。

視点はずっとこの殺人鬼の男で進み、引っ越してきた夫婦というか、妻の方に目を付けたことで何となくラストが想像できるのですが……パターンとしては、

1、計画が失敗に終わり、殺人鬼の犯罪が明るみに出て終わる。
2、計画が破綻したように見せかけて、最後は殺人鬼の妄想通りに終わる。
3、殺人鬼よりも隣人の方が実は上を行く殺人鬼夫妻だった。
4、夢オチ。

このあたりが考えられます(←私も大概、ホラーに慣れてきたよな:苦笑)

答えは「3」…に近いものでした。


まぁ、やけに夫婦による思わせぶりな言動があったので何かあるなと分かりました。
1、かつてロサンゼルスに住んでいた。(同じく殺人鬼もかつて住んでいて、しかも住所から近かったと分かります)
2、娘がいたが死んだ。(ガンで死んだと告げます)
3、夫の方が妻に「もう少し考えさせて欲しい」と訴えます(夜、ベッドの上で言うので普通は子供かと思う)

鋭い方ならここで分かると思いますが、そう…殺人鬼の家にいる娘(骨となった死体)は、この夫婦の娘だったのでした。

あーなるほどね。
面白いのが、この夫婦の職業で夫は医者、妻はフリーの雑誌記者なのですよ。
夫曰く「(仕事をしている)妻は猟犬のようです」→娘を殺した(この時点では死んだと分かっているとは限らないんだけどね)犯人をどこまでも追いかけて仕留めるという前振りだったようです。

殺人鬼が交通事故で負傷した時、病院でこの夫が治療するのですが「貴方が死んだら妻に怒られますよ」と言うんですが、これは復讐を遂げる前に死んでもらっては困るという意味だったんですね(苦笑)

そして、その復讐なのですが、夕食に殺人鬼を招待した時に「地下室は豆電球を買ってないから案内出来ない」と言っていました。
その地下室に殺人鬼を拉致監禁し、なぶり殺しにする予定だったのですね(笑)
しかも、夫が医者なので「二週間くらい生かしておくか」って……ここに医者の恐ろしい醍醐味が!

半殺しの拷問と半生かしの現代医療の共通点→被験者の苦痛は死ぬまで続き、終焉は施術者の胸先三寸である。

でも、夫が葛藤していたのが新たに子供を作るということではなくて、この復讐に対してでした。というオチには「ピル(避妊薬)を止めろって言ったのは貴方じゃない」という妻の言葉があるので私としてはNGです。
そして、子供を誘拐した殺人鬼を突き止めるには少々無理があるんじゃないかな~というのは誰しも思うことではないでしょうか。
フリーの雑誌記者がここまで(犯人特定&引越し先)完璧に分かる事実を警察が見逃していたってことになるんですから。
まぁ、それを言ったらおしまいですが(苦笑)

それとちょっと悪趣味なのですが、殺人鬼がこの夫婦にどんな復讐をされたのか少し見たかった……鼻の中に器具を突っ込まれるという非常に痛いことをされた後は無かったので。
手術着をきた夫婦が血まみれなのと、生きてはいるけれどやっぱり血まみれの殺人鬼の身体の一部から察するに、想像を働かせろってことかな。


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こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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