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スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師

スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師 Sweeney Todd:The Demon Barber of Fleet Street

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 [DVD]スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 [DVD]
(2010/07/14)
ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター 他

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製作年:2007年/製作国:アメリカ&イギリス/上映時間:117分/監督:ティム・バートン

ただいま発掘作業中(笑)
読書感想だけではなく、映画感想も結構あったので特にホラー映画の感想を選り抜き再掲載します。


この作品は珍しく「映画館」で見た作品です。しかし、久しぶりに見に行った映画がこれってどうよ(笑)?

まぁ、内容も確かに私の興味をかき立てるものだったけど、それ以上に主演のジョニー・デップへの愛がなせる業かな(爆笑)
CMを見ているだけで、「なんですか、これ?」と目を奪われるものでした…そして詳しい内容をサイトで知って、さすがの私も悩みましたね……「パフューム」の例があるから期待していいものかどうか。不安なのはグロさではなく、殺人鬼の期待外れ(苦笑)

それにしても、この作品は誕生の歴史からして面白い。

そもそも「スウィーニー・トッド」とは何者か?
実在するのか否かすらはっきりしていないくらい、逆に言えば「いろいろと創作され続けた」作品らしい。
一応は今から150年前の産業革命ど真ん中のロンドンで、客の首を掻き切った理髪師として名前が残っているというか、これが最初の「スウィーニー伝説」らしい。
どうしてあやふやなのかと言うと、当時のロンドンは世界一有名な殺人鬼「切り裂きジャック」の時代……治安が悪すぎた。
貧富の格差は開く一方で、民衆の娯楽が「公開処刑」という非常に恐ろしい時代だった。
なので、この「スウィーニー」の事件が起きた時に、新聞社はこぞって事実とフィクションを織り交ぜて大衆向けに記事を発表していったという。
それに触発されて一種の都市伝説と化したらしい……「口裂け女」のようだ(笑)
その後、ひとりの作家が「理髪師とパイ屋」という組み合わせで書いた作品が大ヒットしたのを皮切りに「スウィーニー・トッド」は一躍スター?になってしまった。
そのため、本当に彼が存在したとかという事すら分からないらしい。
もうどうでもいいんだね(笑)


実際にはこの映画の元になったのはブロードウェイで上演されたスティーブン・ソンドハイムの舞台。
しかし、上演時間3時間のミュージカルを2時間の映画にしたからかなりの脚色がされたようだ………この内容でどうやって3時間?というのが正直な感想(笑)
いや、映画そのものが面白くなかったわけではない。
ただ、これは映画の形になったミュージカルで、前に公開された「オペラ座の怪人」と一緒。全編、ひたすら歌、歌、歌。
苦手な人はダメでしょう(笑)

そもそも、この作品の内容は「美人の妻に横恋慕した判事によって、無実の罪で終身刑を言い渡された理髪師が、脱獄してロンドンに舞い戻り、復讐を遂げるまでひたすら人を殺して行き、共犯者のパイ屋の女主人がその被害者をミートパイにして証拠隠滅している話」なのだ。
それ以上でもそれ以下でもない。

見ているこちらはただ「復讐は果たされるのか?」という一点でドキドキしている。

元が舞台なだけあって、そんなに場面転換はないし、登場人物も限られてくる。
その中で、誰がどういった役割なのかも非常に際立って描かれているので、普通に考えてしまうと「ご都合主義」になってしまう。

笑えるのが、脱獄したスウィーニーを助けた船乗りのアンソニー
彼は敵役のターピン判事が後見人として監禁して養育しているスウィーニーの娘ジョアナに窓越しに一目惚れし、終いにはさらって駆け落ちする役割だ。
この男と一緒で本当に彼女は幸せになれるか不安になった…やる事なす事が中途半端でボロ出しまくって(苦笑)
でも舞台よりも映画では出番が増えたらしい(笑)
ラストで若い二人が全く登場しなかったのは、あくまで主人公スウィーニーの人生を描く作品だからか……。

本当に「理髪師とパイ屋」の話です。
ジョニー・デップと相手役のヘレナ・ボナム・カーター以外は完全に無視された形の内容でした(笑)
これも映画というより舞台の作りですね。
内容を追うよりも、ひたすらジョニー・デップの歌に聞き惚れる映画ですね。
本当に……もうジョニー・デップという俳優は役ごとに顔を作り替えているんじゃないかと思われるくらい凄い。
役になりきるというのは、もう他の役どころか素顔すらも窺わせない事を言うのだろう。
舞台挨拶の時のジョニー・デップと作中の彼は別人のよう…今に始まったわけじゃないけれど(苦笑)
狂気に駆られた殺人鬼は本当に凄まじかった……怖いよ。

さて、以下は映画の批評というより、作品の感想。
この「スウィーニー・トッド」という物語を始めて知ったのですが、ホラー好きの私としてはここらへんに注目!という与太話になります。


以下、ネタバレ!!















喉を切り裂いた死体が足踏みペダルひとつで、階下のパイ屋の調理場へ真っ逆さま♪
これが衝撃のシーンなのですが、その後の死体がパイになる部分はちゃんとカットされております。
でも、最後に下働きの少年が真実を知る時にひき肉製造機の場面があった…普通にひき肉が出来るのだけど、ある意味これはグロイかも(苦笑)

人肉料理はホラーでは王道ですね。

ドイツで起きた大量殺人事件でも、死体は肉屋で売られたり、ホッとドックに形を変えて市民の口に運ばれました…これは実話です。
やはりそこでも「おいしい」と繁盛しておりました……だから人肉は美味とされるのですが、実際は「雑食」である人間の肉はクセがありそうです。熊肉は好き嫌いが出ると聞きました。
ちなみに「肉食」の動物は独特の体臭があるそうですよ…糞は悪臭を放ちまくるとか。
本当においしいかどうかは別として、貧富の差が非常にあるロンドンで「肉」をふんだんに使った料理は歓迎されたのでしょうね。

お約束なのが、下働きの少年がパイを食べている時に口の中に異物を感じて、ふと取り出してみるとそれはどう見ても人間の指だったという……機械でミンチにしていたからありえないだろうに(笑)
もしそうならとっくに他の客にばれてたって(爆笑)

それにしても、犠牲となった男性を解体してミンチにする作業は大変だろうなぁ。
作業その1、まずは服を脱がす。
動かない人間から全ての服を脱がすのは大変なので、ハサミなんかで切りながらやるにしても、成人男性なので大変だと思います。

作業その2、血抜き。
盛大に喉を掻き切るから血抜きになるのかな?それにしても上の理髪店は血だらけになってるはずなんだけど、床やら椅子は綺麗なの(苦笑)
作業その3、肉の解体処理。
死体を利用するといっても、丸ごと全部ではない…まず内臓を取り出して、体をブロックに切り分けて、骨やら爪やら髪の毛や皮なんか取り除かないと…。

とてもじゃないが、ミセス・ラベット一人じゃ無理でしょうに。

死体処理といいつつ、その「使えない部分」はどうしてしたんだ?
(ちなみに実話の事件は、大量の白骨が近くの川で発見されて発覚しました。)

そのあたりはスルーするのがお約束♪
突っ込むのはホラー慣れしている人間だけだ(笑)


意外だったのは、頭のいかれた物乞いの女
パイ屋から吹き出す黒い煙と異臭に勘付いて騒ぐのだけど、誰も取り合わない。ミセス・ラベットも店に近づくと躍起になって追い払った。
これは後々の伏線だった事に気がつかなかった……追い払うのは「悪行だ!」と騒ぐせいだと思ってた。
ところがどっこい、この女が実はスウィーニーの愛する妻の成れの果てとは。
確かにミセス・ラベットは「毒を飲んだ」とは言ったけど、「死んだ」とは言ってなかったものね……恐るべきは女の横恋慕。

気がつかないまま妻の喉を掻き切って殺したスウィーニー……うーん、なかなかシュールなラストに仕上げてあったなぁ。
最初はアンソニーに連れて来られた娘を、口封じ(敵である判事を殺す現場に居合わせた)に気がつかずに殺してしまうのかと思いきや、それは回避。
その直後、実はさっき殺した女が妻でした!というどんでん返しは驚いた。
やはり復讐の代償はでかいね。

この仕返しにミセス・ラベットは喉を切られるのではなく、大きなオーブンに突っ込まれて生きたまま焼かれるという凄まじさ。
気の毒だけど、自業自得か。
最後は全てを知った下働きの少年に後ろから首を切られて、愛する妻の死体を抱えたまま絶命するというのは王道中の王道だね。
元は戯曲なんだし…。

少なくとも「パフューム」よりはすっきりしたラストだった(笑)
あまり捻り過ぎるとオチが面白くなくなる典型的な例だったからなぁ…。

これでお終いだったので、アンソニーとジョアナは無事に駆け落ちできたのか分からなかったんだよね(笑)
ほぼ軟禁状態とはいえ、裕福な環境で育てられたジョアナは、まず自分で家事をする生活はできないでしょうに。
それを船乗りのアンソニーと生きていけるのか?
血まみれのスウィーニーを目撃した彼女はその後に発覚するであろう事件を知る事になるのか?本当の両親の死体と養父の死体が発見されるんだよな。
まぁ、事件の全貌は明らかになっても、事件の根底にあった真実は誰も知らないだろうし……って、アンソニーが概略とはいえ知ってる(汗)
スウィーニーの前身が無実の罪を着せられた理髪師だって最初に聞いてたっけ。
いや、あの子は少し抜けているから大丈夫か(苦笑)

あの後、スウィーニーを殺した少年はどうするのかな。
ミセス・ラベットに母親を慕うような感情を持っていたけれど、彼女も焼死しちゃったからなぁ…一応、人肉パイ屋の下働きだったし、取調べとか厳しそう。
でも、この作品の判事はとんでもない悪徳判事でしたが、実際の判事はちゃんとお仕事しているようなので、大丈夫かな?

物語とは関係ないところをあれこれ考えるのは悪い癖(笑)

でもホラーとしては王道でした。
この作品はジョニー・デップの美声に酔いしれて下さい!

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Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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