スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スタイルズ荘の怪事件

スタイルズ荘の怪事件 The Mysterious Affair at Styles

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2003/10)
アガサ クリスティー

商品詳細を見る


<STORY>
第一次世界大戦中に負傷しイギリスに帰還したヘイスティングズは、旧友ジョンの招きでスタイルズ荘を訪れる。ある夜、20歳年下の男と再婚したジョンの義母エミリーは突然発作を起こし、一時持ち直したが再び発作に襲われた彼女は息絶えてしまう。エミリーの死に疑問を抱いたヘイスティングズは、再会した旧友エルキュール・ポアロに事件の捜査を依頼する。


ご存じミステリの女王アガサ・クリスティのデビュー作であり、シャーロック・ホームズと並んで世界的に有名な名探偵エルキュール・ポワロの最初の事件です。

今さらなぜこの作品を読んだのか?

答えは簡単。
読んだ事がなかったからw

横溝正史全集とシャーロック・ホームズ以外はまばらなんですよね。
クリスティだけでなく江戸川乱歩もエラリィ・クイーンもちゃんと読みたいのですが、古いので古本屋でも図書館でも置いてある作品がまばらのせいw
購入するには作品数が多くて無理なんです。
そんな訳で、クリスティのデビュー作も今まで読んでなかったのは図書館になかったからでした。
しかし先日行ってみると寄贈されたのかあったんですよ。他の作品はあったのですが、最初ってやっぱり読んでみたいじゃないですか。

<感想>
さて、この作品。
語り部であるヘイスティングズが戦争で負傷した体を静養するために、旧友に招きに応じて閑静なスタイルズ荘に赴くところから始まります。
そこでスタイルズ荘の主であり、富豪のイングルソープ夫人が深夜に何者かによって毒殺されるという事件が起きます。
偶然、その村に居合わせたポワロとヘイスティングズが再会する事により、ポワロがその事件を解き明かすという算段になるわけです。

1920年(ここでいう「戦後」は第一次世界大戦ですからね:苦笑)に発表された作品ですが、十分に読み応えのある作品でした。
それというのも、古過ぎて付いていけない部分があまりなかったからでしょう。現代から考えると文明の利器といったものがあまりにも古過ぎて、今の私たちから考えるとあまりにお粗末なトリックというものは多々あります。
これはもう発表された年代を考慮するしかないんですけどね。

今回、犯行に使用されたストリキニーネという薬の特徴(これが事件の鍵となる)は元々薬に精通していないと分からないのでスルーします(苦笑)
しかし、この薬は他のミステリ作品にも度々登場しますので、かなり有名なんですね…。
あとは文章に書かれた事柄を追って、推理していくので…まぁ、犯人当ての条件は今も昔も一緒かと。
ただ、語り部であるヘイスティングズがミスリードしてくれますので、読む方はそれに気をつける必要がありますが(笑)

私はもともと推理に向かない頭をしているので、しっかり作者の思惑通りに振り回されましたw

クリスティの「散々、疑わせておいて空振りさせ、その上でさらにどんでん返しが待っている」という王道がしっかりとあります。
これが見事に成立すると騙されても「ああ、ミステリを読んだな~」と満足感が得られるのですが、逆に卑怯なやり方だったり、あまりにも突拍子もないものだと「時間と金返せ!」と作者にクレームをつけたくなります(笑)

ちなみにクリスティの作品で「ABC殺人事件」「オリエント急行殺人事件」を小学生の時に読みました。
当時の私は「ABC」は良かったのですが、「オリエント」のオチには怒った記憶があります(苦笑)
納得いくいかないは個人の差でしょうね。

同時期に「海辺の殺人」という作品も読んでいるのですが、内容が全く思い出せません。
これは小学生向けに出版された推理小説全集の中の一冊で、実際のタイトルがどうも「なぜエヴァンスに頼まなかったのか?」らしいんですね。
途中で飽きたのか、それとも印象に残っていないだけなのか…いずれ改めて読むと思います。

最近の推理小説ではなかなかしっくりといかないのは、私自身が古典的手法を好んでいるせいでしょうか?
つまり、探偵が「さて、みなさん」と一同を見渡しながら事件を解くという現実では絶対にあり得ないシチュエーションが好きなんでしょうね(笑)
でも、名探偵コナンや金田一少年の事件簿が人気を博したのはこれに沿っているからじゃないかな~とも思います。

久しぶりに楽しい読書でしたw

よろしければぽちっと。応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ ブログランキング・にほんブログ村へ 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。