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甲賀忍法帖

甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1) (講談社文庫)甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1) (講談社文庫)
(1998/12/11)
山田 風太郎

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非情の密命が下された…

<STORY>
江戸時代。
大御所・徳川家康の命を受け、三代将軍を兄・竹千代か弟・国千代にするかを賭け、甲賀・伊賀双方の忍者たちが己の秘術を駆使して殺し合うことが定められた。
しかし、それは長年の確執を取り払うべく甲賀の弦之介と伊賀の朧の祝言を挙げる矢先のことであった。
何も知らぬ若い二人をあざ笑うかのように死闘の幕は静かに上がり、避けられぬ最期の時まで運命の歯車は止められない…。

<感想>
出会いは何と「歌」からです。
ビジュアルバンドの陰陽座が「甲賀忍法帖」というタイトルで歌っているのを聞いたのがきっかけです。
アニメ「甲賀忍法帖 バジリスク」の主題歌だったんですね。もちろん本作が原作ですが、アニメはまだ見たことはありませんので、これから見たいと思います。

一応、アマゾンで検索して画像をアップしましたが、私が読んだ本は友人から借りたものです。原作者の山田風太郎氏のファンである彼女からいろいろ聞きました。
女忍者のことを表す「くノ一」という言葉は、山田氏の造語だそうですよ。メインの忍法などによる一騎打ち形式もこれから始まったって……すげぇな、おい!

ちょっとドキドキしながら読みました(苦笑)

時代物なので難しい文章かと思ったら、意外や意外。
京極夏彦氏より読みやすいよ(笑)
しかも、何というか…展開が早い!!

甲賀・伊賀での殺し合いを決めて、双方の頭領に各陣営10名ずつの名前を記載した巻物を渡して、それぞれがそれを持たせて里に使いを走らせるんだけど、いきなり甲賀頭領が伊賀側の巻物を密かに隠し持っていて、伊賀頭領に攻撃を仕掛けるんですよ!
不意打ちもいいところ。でも忍者同士の戦いなんてこんなものと言って…でも伊賀頭領もこのままでは終わらなかった!
最期の力で相討ちに持ち込んだよ!

いきなり双方の頭領が死んでしまった。しかもこれで第一章ですよ。
ちなみに戦闘開始から双方死ぬまでに費やしたページ数なんて段組み2ページって…ジャンプの格闘マンガのだらだらした展開が嘘のようです(笑)

また面白いのは読む側は甲賀・伊賀共に殺し合う理由、互いの代表である10名の名前を知っているけれど、いろいろ紆余曲折があって、何と甲賀側が中盤までそれを知らないでいるという事態になるんですよ。それでも、伊賀陣営の攻撃を受けつつ、返り討ちにするなど頑張る、頑張る。
しかも、甲賀の弦之助と伊賀の朧が恋仲で祝言間近という設定がまた物語を単純なモノにしないのです。
何せ双方が殺し合っている最中、弦之助は朧のいる伊賀の里に行っているんですよ!敵陣のど真ん中だよ!!
しかも、何が起きているか二人とも知らないんだよ??(←伊賀側も朧だけには知らせなかった)
犠牲者がどんどん出る中で、ようやく二人が事態を知った時の悲哀はいかほどのものか。
そして読者は死闘の結果だけでなく、この二人の愛の結末がどうなるのかも気になるんですよ。

果てしなく凄まじい設定で、各キャラの持つ個性と秘術が素晴らしいのに、作者は容赦なく進めていくので死ぬわ死ぬわ。
総ページ段組みで241ページで終わらせるなんて、普通の作家ならできません。
もったいない(苦笑)

しかも一度出した忍法はニ度と使わないって、どれだけ自分に課しているんですか!?

忍法帖シリーズなのに、そんな厳しい掟があるなんて普通思いませんよ。
そんなわけで、この他の作品も読みたくなりました。
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こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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