スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

見えないグリーン

「見えないグリーン」 著作:ジョン・スラデック

妄想癖のある老人が自宅のトイレの中で変死体となって発見された。
被害者の年齢や生活ぶりから、警察は自然死(心臓麻痺による病死)と判断したが、老人は昔ミステリクラブの仲間である女史に奇妙な人物、グリーンと名乗る者が自分の命を狙っていると告げていた。
女史は老人の妄想癖を知ってはいたが、グリーンなる者が実在すると確信し、その人物を探し始める…。

密室トリックの紹介本で、なかなか好評を得ていた作品だったので読んでみました。
「グリーン」という人物が実在するかどうか、最後まであやふやにしている手法は見事だと思います。一応、要所要所には伏線や手がかりが書いてあるので、犯人当てもきちんとできると思います。

王道ミステリなので、犯人は「一番怪しくない人物」だろうと思っていましたが、これは見事に当たりました(笑)
しかし、この犯人が「なぜ殺人を犯さなければならなかったのか」という動機の面については、意外で驚きました。
しかし、これもちゃんと読者側に提示してあるので、読み取ってしまえば最初の段階で犯人が分かるかも。

第一の殺人が行われた場所がトイレなのですが、これは確かにトイレでないと難しいトリックですね。
ただ問題はマンガ「探偵学園Q」でこのトリックが使用されていたことでしょうか…同作者によるマンガ「金田一少年の事件簿」で、ある推理小説のトリックが使用されたことで問題になったことがあったはず。
このあたりは大丈夫なのかな??

盗用と言われてしまうと確かに盗用なのですが、古典ミステリ作品は結構流用されたり、応用されたり、あるいは作中でネタバレがあったりするので当たると驚きます。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や「オリエント急行殺人事件」「アクロイド殺し」なんて良く見かけますね。
綾辻行人氏のデビュー作である「十角館の殺人」は酷評派はまさに「そして誰もいなくなった」のパロディじゃないかと言いますね。私は好きですが…全ての謎が明らかになる「たった一言」に深い衝撃を受けた(苦笑)

ま、人の好き好きですけどね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。