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ぼくのかわいい病原体

ぼくのかわいい病原体 ‐ライトノベルでざっくり学べる感染病原体入門‐

ぼくのかわいい病原体ぼくのかわいい病原体
(2011/06/01)
夏 緑

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<STORY>
医科大学生・白兎は感染症関連に進みたいと願い、自宅で顕微鏡を覗き込み、細菌などを観察するのが趣味だった。しかし、ある日突然細菌やウイルスなどが擬人化して見えるようになってしまう!
しかも、なぜか「かわいい妖精のような女の子」!
動くし、話すし、確かに可愛いのだけど…細菌やウイルスなので中には危険なものも存在する。
同じ学科の女子学生・琉子も巻き込んで、白兎の面白いけれど危険な感染病原体ライフが始まった。

<感想>
笑っていいですか?

笑っていいですよね?

笑うしかないから!!

大腸菌とか黄色ブドウ球菌、アデノウイルスや白癬菌などが、いわゆる「萌えキャラ」に見えてしまうという妙な力を得てしまった微生物学好きな医科大生のお話です(笑)

ジャンルを「マニアック」にしようか迷いましたが、食中毒の詳しい原因や怖い病原体でも、どうやれば効果的に防げるか、あるいは病院で貰う「抗生物質」をどうして決められた用量・用法できちんと飲まないといけないのか、などなど結構ためになることが書いてあるので「雑学系」にしました。

細菌やウイルスの特徴や弱点なども、ちゃんと書いてあるので「ざっくり学ぶ」にはいいですよ。

図書館でも「医学・衛生」の特設コーナーに置いてありました。
「食中毒」や「プールなどで感染する病気」など気になる季節ですからw

大学時代に「微生物学」「臨床微生物学」「寄生虫学」は好きな科目でした。
懐かしい名前がいろいろ出てきました……。

大腸菌:Escherichia coli(和名:学名)
通性嫌気性のグラム陰性桿菌。恒温動物の消化管に常在する。菌毒素生産株で有名なのはO-157。
テストでは和名だけではなく、学名の正確なスペルと読み方まで必要なので大変でした(苦笑)
ちなみに私は大腸菌は「エシェリキア・コリ」と覚えました。この本では「エシュリシア・コーライ」になってますね。
「萌えキャラ」としての大腸菌は「エシュリー」という愛称でツンデレタイプに擬人化されてます(笑)
「動物のお医者さん」という獣医学生の日常を描いた漫画では、私の覚えた方の発音で「コリ」→「コリー」→「コリー犬と言えば~」という連想で大腸菌の愛称が「ラッシー」でした。

他にも黄色ブドウ球菌が「スタフィロコッカス・アウレウス」なので「スタフィー」とか、コレラ菌「ビブリオ・コレラ」は「レラ」とか…まぁ、可愛くしてあります。


名前だけではなく、外見的特徴も細胞壁をもっている細菌は服を、ウイルスで外膜(エンベロープ)を持っていない子は下着姿で、持っているものはマント着用、また特徴的な鞭毛はポニーテールなどで表現するなど芸が細かいです(苦笑)

まぁ、あくまでも「ざっくり学ぶ」が目的です。
全く知識なしの人でも楽しく読めるのですは?と思いました。
知識のある人は……笑って下さい(笑)


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禅は急げ!

禅は急げ! 落護寺・雲水相談室事件簿

禅は急げ!   落護寺・雲水相談室事件簿禅は急げ! 落護寺・雲水相談室事件簿
(2012/09/01)
桂 美人

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<STORY>
歴史もあり、本山の裏に位置するために「裏本山」と称されたが、今はすっかり落ちぶれて何やら訳ありの修行僧が多い落護寺。
新米の僧侶である真実は、ある日お布施稼ぎ目的で苦し紛れに設立された「雲水相談室」の担当にされてしまう。
嫌々ながらも、相談者など来ないだろうと思いきや、どうにも一筋縄ではいかない難問を持ち込んでくる相談者に当たってしまう…。

<感想>
素直に言うならば面白かった!!!
タイトルからして「善は急げ」に引っかけてあるし、表紙のどう見ても「オネェ系」の僧侶が目を引くので、コメディ系かな?と思いましたが、当たらずとも遠からずでした(笑)

しかし、真面目に「禅僧」やその修行、組織、禅問答など出てきます。
そのため専門用語がビシバシ出てきますので、巻末付録と称して専門用語の解説が付いているという親切仕様でした(笑)読み方も最初に振り仮名ふってあります。

ジャンルを「ミステリ」にしてありますが、正直どのジャンルにすればいいか悩むところです。
「事件簿」……ええ、確かに「事件簿」なんですが、ミステリにおける事件というには……いささか方角が違う…かな?
いや、しかし、窃盗や放火の犯人捜しありましたねぇ。

まぁ、犯人捜しよりも、主人公・真実とそれを取り巻く個性派僧侶たちとのやり取り、そしてとんでもない相談者たちとの交流を楽しむ内容です。

禅寺らしい説法もありますが、押し付けがましくなく、偽善者っぽくなく、なかなか心温まるものだと思いました。
おススメです。

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九マイルは遠すぎる

九マイルは遠すぎる THE NINE MILE WALK
著者:ハリイ・ケメルマン

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)
(1976/07)
ハリイ・ケメルマン

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<STORY>
「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない。まして雨の中ならなおさらだ」
語り手である「わたし」がニッキィ・ウェルト教授に提示したひとつの文章。それは教授はなにげないひとつの文章から一連の論理的な推論を導き出そうという提案に乗ってのことだった。
しかし、この短い文章だけを頼りに推論を展開した教授は、なんと前夜起きた殺人事件の真相を暴き出したのだった。

<感想>
久しぶりの更新です。
DVD鑑賞や映画はご無沙汰でしたが、実は読書だけは結構なペースで続いていました。ただブログにアップしてなかったw

さてさて、今回の読書記録ですがミステリマニアでは有名な作品です。ベストミステリには必ず挙がる名作です。
タイトルだけは知っていたのですが、この作品は海外作品の上に短編なのでなかなか本が見当たらなかったんですねー。
ようやく図書館で発見しました。
その前に有栖川有栖氏の短編集を読んだ時に、ちょうどこの「九マイルは遠すぎる」をモチーフにした作品を読んだので読みたくなったのも理由です。

しかし、読んで驚きました。

上記の短い文章から、見事な推論を展開していくんですよ。
作者であるケメルマンは上級英作文を教えている授業で、新聞の見出しにあったこの文章を試しに学生たちに提示し、同じように推論を求めたのですが、これがうまくいかなかった。
ところが当人の方はこの推論にどっぷりはまってしまい……何と14年後に納得のいく推論に達したそうです。

その推論がこの「九マイルは遠すぎる」だったそうです…凄いよ。

ミステリと一言でいっても、その中にあるジャンル?は様々で読者の方にも好き嫌いがあるでしょう。
この短編集ではトリックらしいトリックや、奇抜な殺人鬼などは登場しませんし、殺人現場にふさわしい?おどろおどろしい屋敷や、絶海の孤島などにも行きません。

作者も序文で語っていましたが、この手法で「長編」は不可能です。また殺人に至るまでの長い前振りや犯人による告白もいらないのです。
読者の目にも触れた情報だけで、推論を展開していき、真相をに至る。
これが、ケメルマンの作品の醍醐味でしょう。

そんなわけで、非常にシンプルで、それでいて内容の濃い「論理的な推論」を味わうにはこれ以上ない作品ですので、興味のある方でまだ未読の方はぜひどうぞw

表題作以外にも7作収録されています。


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プロフィール

こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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