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モルグ街の殺人

「モルグ街の殺人」
著作:エドガー・アラン・ポー


<あらすじ>
モルグ街で起きた異常な殺人事件。
被害者は女性二人。
ひとりは絞殺されてから、暖炉の煙突にさかさまになって押し込まれており、もうひとりは首を刃物で切り落とされていて、その遺体は庭に投げ捨てられていた。
現場は二人が住む屋敷の四階で、近所の住人が女性の悲鳴を聞きつけて駆けつけたところ、扉は固く閉ざされていた。
中からは女性の悲鳴以外、何者かの叫ぶ声が。
何とかこじ開けて部屋に入った時にはすでに凶行は終わっており、部屋中の窓は閉まっていて犯人の姿はどこにもなかった……。


<感想>
推理小説の元祖ともいわれるポーの代表作ですね。
舞台はパリ。探偵の名前は「C・オーギュスト・デュパン」で、作品は彼の友人兼同居人である「私」が事件を語る形式で綴られます。
このブログで紹介した「黒猫の遊歩あるいは美学講義」を読んだ時に、ポーの作品が紹介されたのをきっかけに、また読みたくなったので図書館で借りました。

………「ポー全集」とてつもなく分厚いです(笑)

全三巻なのですが、一冊でも十分重いので、読みたい作品が収録されている第二巻だけ借りました…根性が残っていれば他の巻も借りる予定です(笑)

実はこの「モルグ街の殺人」を読むのは恐らく四回目だと思います。
最初の出会いは小学校の図書館で、児童向けのミステリシリーズで読んだ覚えがあります。挿絵がものすごく怖かったので内容よりもそちらの方が記憶に残っています(苦笑)
暖炉の中に女性の遺体がさかさまになって押し込められているという衝撃的な絵が…怖かった。
ほかには「黒猫」も一緒に収録されていたのですが、やっぱりこちらも挿絵が(笑)

そのため、おぼろげに内容は分かっているものの、探偵のデュパンが披露する名推理が吹っ飛んでしまって、後になって漫画か何かで「モルグ街の殺人」を引用した作品を読んで再度読み直したのです。(これが二回目)

その後、社会人になってから今借りているのと同じ本を一度借りて読んでます(三回目)
そして今回で四回目になるわけですね。

何回読んでも面白い(笑)
まぁ、非常に説明だらけですけど、理論的に推理を展開して謎を解き明かして真実を見破る方法が初めて登場したとされる作品です。
「密室殺人」の様相を呈していますが、この作品はそれを重要視しているわけではなく、上記の「理論的に推理する」のがポイントです。
今でこそ当たり前のことですが、これが元祖なのかと思うとやっぱりすばらしい。

ただ「犯人」がすごいですけどね(苦笑)
「元祖推理モノ」というよりもこちらの方が有名かもしれません。今となっては「禁じ手」に近いですね。

ミステリ界の女王アガサ・クリスティも「アクロイド殺し」「オリエント急行殺人事件」「そして誰もいなくなった」の三作品はラストのオチが非常に有名です。
これも彼女が「最初」に書いたものなのでOKでしょうが、その後は二番煎じとなるので使い方を誤ると「禁じ手」だと思います(笑)

ポーの作品はいろいろなところで引用されているので、じっくり読み直していきたいと思います。
また感想をちょこちょこアップしていきます。
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忘れられない「怖い夢」その1

こぶたはよく夢を見る方です。

その夢はカラーが主で、時々は「味」なんかもわかってしまうリアルな夢を見ます。
起きてからも覚えている方が多いし、夜中に目が覚めた後にすぐに寝ると続きを見てしまうという、かなりな夢体質だと思います。

ホラー好きの方々は夢でホラー映画に参加することは楽しいでしょうか?
私は…できれば遠慮したいです。
子どもの頃は怖い夢を見て泣いたほどです…一番の被害者である母は覚えていない言いますが、よく夜中に泣きついて起こした記憶は私にはあります。

大人になった今でも、怖い夢はよく見ます。
大抵は「バイオハザード」です(笑)
もともと、なかなか殺しても死んでくれない化け物系に追いかけられる夢は多かったのですが、あのゲームをやって以来、ほぼ「ゾンビ」が定番になりました。

まぁ、化け物系も怖いですが、少し変わった怖い夢もあります。

<夢>
ある日、こぶたは部屋の片づけをしています。
今年は「断捨離」イヤーだったので、今では非常に片付いているのですが、昔はひどかったです。
モノが散乱し、重なり合って、辛うじて日用品の場所は分かっているものの、本や書類系は何が何だか分からない状況でした。
そんな部屋を片付けているのです。

机の上にある大量の本や書類をどけていると、こぶたの目に見慣れた「青い袋」が飛び込んできました。
レンタルビデオ店の袋です。
…。
…。
…。

私、いつ借りた???


この時の恐怖は夢であったにもかかわらず、忘れることが出来ません。
ちなみに目が覚めた後、本気で考えてしまいました(苦笑)
借りてなかったんですけどね。
別にこの夢がきっかけで「断捨離」したわけではありませんが、一生忘れることのできない怖い夢のひとつです。

死霊のはらわた

死霊のはらわた The Evil Dead

公開年:1981年/製作国:アメリカ/上映時間:85分/監督:サム・ライミ/

<STORY>
森の別荘で楽しく休暇を過ごそうとやって来たアッシュら5人の若者たちは、その地下室で偶然『死者の書』とテープレコーダーを見つける。テープを再生してみると、そこに録音されていた音声は森に封じ込められていた悪霊を蘇らせてしまう呪文だった。復活した悪霊に次々と憑依され、不死の怪物と化して襲いかかる仲間たち。アッシュは果敢に彼らへ立ち向かう。


<感想> ネタバレあり
「スプラッター映画」の元祖ともいうべき作品を見ました。毎度のことながら名前は知っていましたが、今回が初見です(笑)
TUTAYAでレンタルしましたが、私が見たのは「20周年アニバーサリー」DVDのようです…これ一本しかなかったのでよく分かりませんが(苦笑)
アマゾンで検索したら「No Image」でした。「30周年アニバーサリー」でブルーレイ版が出たようですね。

あらすじは知っていましたが、どうなるのかは知りませんでした。まぁ、ホラー映画って基本はストーリーなんてあってないようなものなんですけどね。「13金」の場合、最初のみネタバレしない方が楽しめますが。
それでも見ようと思ったきっかけは、ホラー映画ブログで紹介されていた「1分で分かる死霊のはらわた」なるクレイアニメの動画を見たからです。
非常によく出来ていました。

本当に分かった(笑)

そんなわけで借りてきました。
初心者らしくドキドキしながらパソコンにDVDをセット…ぽちっとな。
もう余計なCMもなく、いきなり始まってくれたので良かったです。
しかし、字幕設定するためにメニュー開いたらいきなり死霊のお出ましにビビった!!

「やめてよねーもうー初見初心者なんだからさー(苦笑)」

気を取り直して再生。
映像はやはり古いですが……あんまり違和感ないな~と正直思いました。でも、主人公たちが乗っている車が何とも時代を感じさせますね(苦笑)
この映画は「シェイキーカム」という撮影技法が初めて使用されたと紹介されていますが、これが最初なのか~とちょっと感動。
今ではごく普通ですが、良く考えるとこれだけで結構緊迫感出ますね。

あらすじしか知らないので、混乱を避けるためにも一生懸命、登場人物の名前と顔と関係を頭に入れました…けれど、見事なまでに名前が出ないなぁ(笑)
アッシュの名前、スコットとシェリルの後だったし、シェリーに関しては死んでからって…いいのか、5人しか出ないから。ちなみにシェリルとアッシュが姉弟だって分かったのも、シェリルが森に襲われて小屋に逃げ込んだ時だった…私が鈍いのかな。

それにしても、時間が90分もないとあって展開早い!

80年代の映画なので枝が絡むシーンや雷のシーンなんかは「あー」と思ってしまうレベルだけど、普通に怖いと思いました。役者の演技とカメラワークで十分。
死霊登場のシーンはうん…怖い。

あの顔、今でも十分衝撃大きいよ!

後に展開されるスプラッターシーンより怖かったよ(苦笑)
それにしても、あれだな…男性2名は本当に役に立たないね。アッシュの腰抜けっぷりはどのブログにも書かれていたけど、スコットもひとりで逃げて痛い目に遭って、舞い戻って来て…置き去りにしないでって、お約束ね。

リンダは最初はケタケタ笑いだけで、なかなか襲ってこなかったのは相手がアッシュだからなのかな。しかし閉じ込めも縛りもしないで放置すれば、最終的には襲ってくるだろうに…と思ったのは私だけではないはずですよね。
最初のペンダントをプレゼントするシーンが「?」と思っていたけど、最後の方でああなってくるとはちょっと意外でした。対比すると確かに無常を感じます。

最後の対決でスコットがいきなり参戦してきた瞬間も素直に驚きました。申し訳ないけれど、存在をすっかり忘れていました(笑)
でもアッシュが「本」に気が付いたのは彼のおかげなんですよ…ね?
よく気が付いたなって感じに地味だけど(苦笑)

死霊の最期はやっぱり時代を感じましたね。
これでもかっっ!ってくらいに細かく演出していて、アッシュがめいっぱいに浴びてたのが気の毒なくらいに。
途中からクレイアニメっぽい感じになってましたけど…当時はグロかったんだろうな。

この作品がついにリメイクされるようなんですが、最新の技術を駆使して様々なシーンがどんな仕上がりになるのでしょうか。
頼むから余計な書き換えはしないで欲しいな。

いや、マジで…十分に怖かったから。
何だろう。自分のことなのに「ホラー初心者」って結構楽しい(笑)

黒猫の接吻あるいは最終講義

黒猫の接吻あるいは最終講義黒猫の接吻あるいは最終講義
(2012/05/24)
森 晶麿

商品詳細を見る


黒猫と付き人がバレエ「ジゼル」を鑑賞中、ダンサーが倒れるハプニングが起きる。
五年前にも同じ舞台、同じ演目でバレリーナが死亡する悲劇が起きていた。
ガラスアーティストの塔馬から聞いた黒猫の過去と二つの事件の関連を気にする付き人。
しかし、何やら隠し事をしているらしい黒猫は関わらないように忠告するだけだった。
仕方なく付き人は一人で事件に挑むが…

ジゼル・ガラスアート・ポオを絡め、二度の事件を結ぶ図式が見えたとき、黒猫の最終講義が始まる。


<感想>
図書館で二冊一緒に借りたので、続けて読みました……続けて読んで正解だった(笑)
お気づきかもしれませんが、実はこの作品の主人公ペアは本名が出てきません。「黒猫」の設定は誰もがこの通称で呼び本名の方が知られていない。そして一人称を担当する女子大生はこの黒猫の「付き人」という役割をそのまま使用するため、これまた名前を名乗ることがない。(…実際には大学教授である「黒猫」の本名が明かされないという設定は無理があるんですけどね:笑)
そのため、脇役だけ名前が出るんですよ。
本書は長編となっているのですが、前作の短編に出てきたキャラが登場した時一瞬、分かりませんでした(笑)

前作の感想に書きましたが、この作品は好き嫌いがはっきり分かれます。
まぁ、前作がダメだった人は絶対に続編なんか読まないでしょうから、この作品を読む人はほぼ今作も大丈夫だとは思いますけど。
それでも、私はこの作品の核というべき「美学講義」が難解なので、軽く流します。そのせいできっと印象が残ってないのでしょう。
時間が経過していたら、思い出せなかったかと(苦笑)

今回は中心となるのがまず「ジゼル」というバレエ演目で、ポーの作品は小説ではなく「詩」が主でした。
いろいろネタバレに関してどうかな?と思われていた前作に比べれば、今作はさほど問題はないかと思います。
また、扱う謎は「五年前のバレリーナの死」から始まっていますので、ミステリー色は強くなっていますね。

タイトルとラストシーンからこのシリーズの終りのように感じましたが、どうも続編が出ているようなので違ったようです。
次がどういった形で始まるのかちょっと気になりますので、図書館で見かけたら読もうと思います。

さてさて、今作の感想ですが良いのではないかと思います。
前作がまずデビュー作であり、短編集でした。そして今作はそれを踏まえての長編でしたが、うまくかみ合っていたと思います。
短編集で付き人の黒猫に対する思いと、黒猫の言動から彼が付き人をどう思っているかを推測する材料は与えられていました。
それがこの長編でうまく生きていると感じました。

推理小説としての謎解きよりもそっちの感想が先になるのは仕方がないです(笑)
「本格推理小説」というにはちょっと無理なので。

何よりも作品の核が「美学・芸術学」なので、起きる事件の発端や結末もまた実に独特なものになります。まぁ、この手のものは初めてではないので真新しさはなかったですが、犯人も被害者もそして探偵もその道の人間なのでいいんじゃないでしょうか?
探偵がうっかり「専門外」だと犯人の動機などが理解できずに、何というか…非常に腹立たしい独り善がりな犯罪として扱われちゃうんですよね…美学って。

今回論じられた美学・芸術学はやや思うところというか、感じるところがありましたので、ちょっと面白かったです。でも深くは考えません(笑)

黒猫の遊歩あるいは美学講義

黒猫の遊歩あるいは美学講義黒猫の遊歩あるいは美学講義
(2011/10/21)
森 晶麿

商品詳細を見る


でたらめな地図に隠された意味。
しゃべるに隔てられた青年。
に振りかけられた香水。
現れた住職と失踪した研究者。
頭蓋骨を探す映画監督。
楽器なしで奏でられる音楽。

日常の中にふと顔をのぞかせる幻想と現実が交差する瞬間、美学・芸術学を専門とする若き天才教授・通称「黒猫」は美学理論の講義を通してその謎を解き明かしていく。

第一回アガサ・クリスティー賞受賞作。

<感想>
正直、難しい。
何が難しいかと言うと、この作品は好き嫌いがはっきりと分かれるということと、これを「アガサ・クリスティー賞受賞作」として認知できるかできないか難しいです(苦笑)

ミステリー界の女王として有名なアガサ・クリスティーの名を冠した賞の受賞作の割には、謎が何というか私が求めるミステリーじゃないんですよね。
そもそもこの賞がどういった目的で設けられたのか分からないので、選考基準も分からないです。
広義の意味でのミステリー、つまり事件推理だけではなく、幻想的な、あるいは日常の中の非日常的な謎も含まれているのでしょう。

ただ、問題は主人公である女子大学生「黒猫の付き人」が「エドガー・アラン・ポー」の研究をしているという設定から、ポーの作品がそれぞれ引き合いに出されて論じられているので、作品の「ネタバレ」があります。
実際に受賞作もそのネタバレを難として、そこを削除ないし書き換えを条件に受賞という選考評がありました。
でも、実際に単行本として発刊された本書では、各短編ごとに注意書きをした上で、ネタバレをしています。

私自身、ポーの作品は何作が読んでいて、結末もある程度は知っているので問題ないですが…どうなんでしょうかねぇ。
非常に古い作品であり、有名な作品であるからもうネタばらししてもいいだろう的な感覚なら違うと思います。しかし、実際にアガサ・クリスティーやコナン・ドイルなど有名推理作家の作品のネタバレはいろいろな作品で見てますので何とも複雑な気持ちですね。

個人的には改めてポーの作品を読みたくなったので、本書を図書館に返した直後にポー全集(分厚い本3冊なのでまずは小説集)を借りてきましたが(笑)

そして、難解なのがこの謎解きの核となる「美学講義」です。
作者の方が恐らくは専門なのでしょうが、美学・芸術学を専攻していない・興味のない読者は完全に置き去りになります。
これを苦痛と感じる人は、この作品は読めません。これが好き嫌いがはっきりすると言った理由です。
私は分からないなりに軽く受け流して読めるので、最後まで読みましたし、この本書の続編も読みました。

ただ、核となるその部分を流すので結果として作品そのものも軽い印象になります。
難解な単語が使用されている割にはライトノベル感覚になってしまうのは仕方がないかな。

魍魎の匣

魍魎の匣 1 (怪COMIC)魍魎の匣 1 (怪COMIC)
(2007/12)
志水 アキ

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列車の中で匣を持った男と出会った。
男が匣を開けると、匣の中には綺麗な娘がぴったりと入っていた。
娘はにっこりと笑って、「ほう」云った…ああ、生きている。
何だか酷く男が羨ましくなってしまった……。


京極夏彦原作、京極堂シリーズ第二弾の「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」のコミック化です。全5巻。
本来は順番に紹介するのが筋なのでしょうが、コミックはこの「魍魎の匣」が第一弾となり、次は「狂骨の夢」、そして、原作第一弾の「姑獲鳥(うぶめ)の夏」が続きます。
実のところ、私は京極夏彦の小説をずっと敬遠してきました……あの厚さがどうしても手に取るのを躊躇わせていました(苦笑)

ところが京極ファンの同僚が、コミック化したからと当時4巻まで出ていたので貸してくれたんですね。これなら読めると思って読んだら……ハマった!!!
そしてこの4巻というのが非常に曲者で、ものすごいいいところで終わっているんですよ(笑)
全ての謎解きが最後の一冊なので、とんでもない放置プレイに耐えられず、即行でブックオフにて原作を買ったという(笑)

原作を読んで、改めてコミックを読むと、非常に原作のイメージを忠実に再現していると思いました。

ミステリーコミックで良く小説のコミック化をしていますが、大半は失敗作というか原作を変に美化し過ぎな作品が多いと思います。
ちなみにこの「魍魎の匣」は実写映画化およびTVアニメ化していますが、どちらもダメダメです。
映画の方はもう原作無視もいいところで、ストーリーが破綻していました。そしてアニメ化の方はその「美化し過ぎ」と「妙な脚色&演出過多」で、原作の雰囲気がぶち壊されています。

そのふたつに比べると、このコミックはとても良かったと思います。

「匣の中の娘」「女子高生ホーム転落事件」「連続バラバラ殺人事件」「令嬢誘拐事件」「新興宗教」などなど、いろいろな事件や事柄が起り、絡み合い、重なり合い、最後に行き着く真相まできちんと描いていました。

登場する思春期の女子高生が自らの親を「醜い」と毛嫌いするところや、鬱病の小説家・関口、破天荒な探偵・榎木津、いつも眉間に皺を寄せた古本屋店主・京極堂こと中禅寺の描き方が実にいい。
アニメはキャラデザインをCLAMPが担当してしまったせいか、全員が妙に美形なんですよ(苦笑)
またアニメの演出はとにかく綺麗にまとめようとして、醜悪な部分がなく、よくわからない脚色が施されてしまって特に肝心のラストはもう唖然としてしまいました。
原作を知らないまま見ると、大変な誤解を招くと思います…特に映画は原作未読の人は絶対に見るのをやめた方がいいです。

小説に若干気後れするのなら、まずこのコミックを読んでみてから、挑戦するのも良いかもしれません。
入り込みやすいと思います。

感想は小説「魍魎の匣」に書きます。忠実に再現しているので、内容に関してはほとんど同じ感想になってしまうので(笑)

死刑全書

図説 死刑全書図説 死刑全書
(1996/04)
マルタン モネスティエ

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死刑とは単に人を殺すことを目的とするのではない。「死」そのものだけでは死刑の儀式は決して完成しない。
それは多くの場合、見せしめの儀式である。
いかにして悪人たちを苦しめ、死にいたらしめるか。
「死にいたる過程」、すなわちどのようにして殺すかをめぐって、人間は能力の限りをつくし、多様で、残酷な死刑方法を生み出してきた。


かなりマニアックな本です。
買うときはちょっと恥ずかしかった(笑)
現在は「完全版」が出版されているそうですが、私の持っている本はその前のものですね。完全版には当時、掲載できなかった写真などが追加されているそうです。

内容は「死刑」の歴史のようなもので、死刑の存続や廃止などを訴えるものではありません。

今では「いかに苦しまず、簡潔に、人道的な方法で」というかつての目的から正反対の方向で死刑の方法が考えられています。
まぁ、現代では「罪」に対しての「刑罰」として「死」を与えるわけですから、それ以上のこと、つまり「苦痛」とか「侮辱」などを加えることはできないんですね。
昔は「見せしめ」の意味があったので、「拷問」と「死」がセットになっていたから、本当にこんなことを行ってきたのかと思われるものが多いです。

本書には白黒ではありますが、斬首された罪人の首や絞首刑に処された罪人の写真などが掲載されていますので、この手のものに耐性がない方は見ない方がいいでしょう…そもそも手に取らないか(苦笑)
読んだときは正直、驚きましたね。
こんな死刑方法があったのか、と本気で人間は同胞を殺す方法を熱心に考えるのだなぁと呆れるほどです。
写真もかなり生々しく、下手なホラー映画より迫力ありますね。

現在、日本では絞首刑が採用されていますが、死刑廃止論が随分と挙がってくるようになりましたね。
ただ、日本人の感覚からすると「因果応報」というか「自業自得」というか、割とシビアに「罪を犯したのだから罰を受けるのは当然」という感じがあるように思われます。
かつては「仇討」が権利として認められていた時代もありますしね。

この本書以外に「自殺全書」「拷問全書」なるものがあり、これで禁断の三部作というらしいですが、残念ながら「拷問全書」を買いそびれました…ってことは「自殺全書」は持っているという(苦笑)
しかし、後に「奇形全書」「食人全書」「排泄全書」など何だこりゃ?と思うものが出版されているので、三部作ではもうないようですね(笑)
そして買う私も私なんですがw

まぁ、普通の人ならば読むどころか出会いもしないようなマニアックな本でした。
プロフィール

こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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