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侵略!

異形コレクションの第二巻です。
テーマはそのまま「侵略」ですが、一体「何の」侵略かは作家の自由です。このあたりがアンソロジーの「楽しさ」だと思いますね。すぐに連想するのは「異星人」「異世界」からの侵略ですが、実に奥が深い侵略もありました。
ホラーというよりはSFに近いかもしれませんが、広義のホラーなので問題なしでw

個人的にツボに入った作品w

「命の武器」草上 仁…定番の「異星人」の侵略ですが、わずか30ページ以内で書き切った作者に脱帽です。紹介の欄にこのアイデアならばハリウッドの某有名監督は数時間の超大作にするとありますが、本当にそう思いました。
短編のアイデアにはもったいないくらい…でも短編だから凝縮されて強烈な輝きを放つ作品になったとも言えるかな。
本当にこれは素晴らしい作品だと思います。

「彼らの匂い」大場 惑…これも定番ですが、すでに侵略されており「彼ら」を見分ける方法に着眼点を置いています。その唯一の方法を可能とする主人公が、実に普通のサラリーマンなのでアクションシーンはありません(苦笑)
この作品を読んでいるとき、「ゼイリブ」という映画を思い出しましたが、あれよりもずっとブラックなオチだと思いました。

「子供の領分」菅 浩江…何の侵略かは読んだ人間にしか分かりません。始めは定番ものかなと思ったのですが、最後まで読んで泣けてきました。涙腺弱いので、結構泣きます。
しかし、この作品では何に対して泣きたくなったのか。主人公の思いにリンクしたのかな。淡々と進められる話の中で、主人公の心の軋みが分かって鼻の奥がツンとなりました。

個人的に忘れられない作品を上げましたが、実はこのシリーズに興味を持った同僚に貸したことがあります。彼女はどれくらいまで読んだかな…ほぼ貸したと思います。
作品の好き嫌いはあるだろうと思いましたが、それ以上にとらえ方の違いというか深読みの違いというか、全く異なった感想があって面白かったですね。
「そう、きたか」と驚くこともあって、こっちの方が楽しかったかもしれません(笑)
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アオキガハラ

アオキガハラ

アオキガハラ

著作者:道満 三郎

出版社:ケイエスエス

価 格:3,990 円

言わずと知れた自殺の名所「青木が原樹海」の写真集です。詩も掲載されています。(撮影者:阿部ちひろ 文:道満三郎)
何でこんなものを?と思われる私の蔵書の中でも上のランクにある本ですね…間違いなく(苦笑)
値段もいい値段なので、今だったら買いませんねw
これを買った時は精神的にかなり追いつめられていた時だったので、何と言うか…魅かれたんでしょうねぇ。
この写真集の中にはちゃんと(?)自殺者のなれの果てが収められています。
多くは鬱蒼と茂った森の写真です。普通の森よりも人の手があまり入らないために、本当に「奥深い森」です。
航空写真で見ると、まさしく「樹海」です。
その中に明らかに人のモノ…靴だとか、衣服、薬、手紙…そういったものが枯葉や苔の中に無造作に打ち捨てられている写真が出てきます。

そして、木にくくりつけられた輪になったロープ。布。

そして、白骨。

そして…トリミング修正されていますが、腐乱した自殺者の遺体。

白骨まではそんなでもないですが、蝿のたかった皮膚が黒ずんだ首つり死体や、少し骨の見え、皮が変色した死体は死による醜悪さを物語りますね。
かつては警察や自衛隊が一斉捜索していたそうですが、今もやっているのかな?
もう捜索は止めたとも聞いたような…。 地元住民は観光客かそうでないかを見ただけで分かるといった話も聞いた事があります。
また迷惑しているとも。
まぁ、自殺する本人はもう人の迷惑なんて考えてないでしょうけど…少しだけ頭を過った事のある身としてはそのあたりは何となく分かります。

とりあえず、部屋の片づけをしている時に中身をチェックして当時の心境を思い出しました(苦笑)
状態が著しく悪いので処分決定…。

ラヴ・フリーク 監修:井上雅彦 廣済堂文庫

記念すべき「異形コレクション」第一弾です。(15巻までは廣済堂文庫で発刊され、現在は光文社文庫で続刊中です。)

ひとつのテーマをいろいろな作家によって書いた短編集…ホラーアンソロジーです。
第一弾のテーマは「愛」です。それも「異形の愛」…タイトルそのままw
久しぶりに本を開いて作品のタイトルを見ると…やっぱり内容を覚えているものと忘れているものとはっきりしています(苦笑)

印象に残った作品
「地下のマドンナ」朝松 健…夜ごと、病院の地下に降りて愛を囁くひとりの入院患者。彼が愛したモノの正体は…。ありがちと言えばありがちなのでしょうが、しっかり纏まっていて分かりやすく、面白いと思いました。

「スマイリング・ワイン」奥田 哲也…吸血鬼モノです。吸血鬼モノなんですが…かつて、吸血鬼がこんな扱いをされた作品を読んだ事がありません(笑)あまりの意外な吸血鬼の取り扱い?に驚きました。
一生忘れないと思う珠玉の一品。

「REMISS(リミス)」久美 沙織…童話調の一人称で進む話なのですが、内容は結構エグイのに何か微笑ましい印象を受けた不思議な作品でした。可愛いとさえ思わせる何かがある(笑)

他にも竹河 聖や菊池 秀行など有名どころが名前を連ねています。 お気に入りの一編に出会う喜びをこのシリーズは教えてくれました。 以下、つづく…。

異形博覧会 著作:井上雅彦 角川ホラー文庫

ホラー小説にはまったきっかけをくれた小説です。
短編&超短編23作品が収録されていますが、ホラー入門には短編からの方が入りやすいですね。また、変な長編よりは短編の方が面白い作品が多いと思います…あくまで私個人の意見です。
幽霊、屍肉を貪る鬼、怪物、殺人鬼、異形のモノ…伝説、近未来、幻想、異世界…様々なものが、様々な世界で繰り広げる物語は非常に多種多様で不可解な謎や恐怖を楽しめます。
短編なので飽きがこない(苦笑)
ホラーと言っても広義な意味でのホラーなので、ファンタジーやSF要素の方が強い作品や、超短編にもなると言葉遊びめいた作品もあります。

印象に残った作品
「エイプリル・グール」…途中まで予想していたオチが全く違って、ホラー小説にふさわしいどんでん返しでした(苦笑)死体を食らう異形(グール)が登場しますが、それが何者なのか、完全に騙されました。

「よけいなものが」…言葉遊びの超短編で、何が「よけいなもの」なのか。読んでいる内にあれれ?とキツネに騙された様相を呈します。

「魔女の巣箱」…化け物?がじわじわ近付いてくる描写とそれから逃れられるかという緊迫感でドキドキしました。ホラーの王道かな?

文庫本としては分厚いですが、短編集なので読むのに辛くないです(笑)
これに引き続き「恐怖館主人」「怪物展覧会」という短編集にも手を出し、ホラー小説への熱はさらに高まりました。
それから著者が監修しているホラーアンソロジー「異形コレクション」というシリーズがあるのですが、様々な作家たちがひとつのテーマに沿って渾身のホラー短編で競演(狂宴?)しています。
一気に集めて一気に読み耽ってしまいました(苦笑)
少しずつ感想をアップいきたいと思います。
もともとホラー系は小学生時代から好きでした…ただし漫画&アニメのみ(苦笑)
映像特に実写映画は興味はあっても怖くてなかなか見る事が出来ないという、何ともおかしなホラー好きでした。
大人になって「悪魔のいけにえ」「13日の金曜日」は見たのですが、「エクソシスト」はまだです。
「呪怨」「着信アリ」「パラサイト・イブ」「ソウ」は小説の方で読みました。映像では絶対に見ないと思います(笑)

読書熱再燃中。

趣味に「読書」と書くのは定番過ぎると言われますが、本当に趣味ならば書かない訳にはいきません。 一応、「どこからそんな本見つけてくるんですか?」と問われるような本をよく読んでいます(苦笑) また部屋の本棚には姪っ子には見せられない本が本当にあります…そろそろやばい。 同人誌ではありません…「拷問の歴史」とか「死刑全書」とか「死体処理法」とか…でもその隣には「ティー&コーヒー大図鑑」とか「戦国武将ものしり事典」とかあります。 若干カオスと化している本棚です(苦笑) 主な入手先は図書館ですが、何冊か借りる中でもジャンルはバラバラです。 まぁ、興味の赴くままに読んでいます。 一時、本は読んでいなかったのですがここ最近は再び図書館通いが始まりました。 いろいろ読んでいると記録が取りたくなりますので、今日からほんファン始めます。 昔読んだ面白い本も記載したいと思っています。
プロフィール

こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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