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魍魎の匣

魍魎の匣 1 (怪COMIC)魍魎の匣 1 (怪COMIC)
(2007/12)
志水 アキ

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列車の中で匣を持った男と出会った。
男が匣を開けると、匣の中には綺麗な娘がぴったりと入っていた。
娘はにっこりと笑って、「ほう」云った…ああ、生きている。
何だか酷く男が羨ましくなってしまった……。


京極夏彦原作、京極堂シリーズ第二弾の「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」のコミック化です。全5巻。
本来は順番に紹介するのが筋なのでしょうが、コミックはこの「魍魎の匣」が第一弾となり、次は「狂骨の夢」、そして、原作第一弾の「姑獲鳥(うぶめ)の夏」が続きます。
実のところ、私は京極夏彦の小説をずっと敬遠してきました……あの厚さがどうしても手に取るのを躊躇わせていました(苦笑)

ところが京極ファンの同僚が、コミック化したからと当時4巻まで出ていたので貸してくれたんですね。これなら読めると思って読んだら……ハマった!!!
そしてこの4巻というのが非常に曲者で、ものすごいいいところで終わっているんですよ(笑)
全ての謎解きが最後の一冊なので、とんでもない放置プレイに耐えられず、即行でブックオフにて原作を買ったという(笑)

原作を読んで、改めてコミックを読むと、非常に原作のイメージを忠実に再現していると思いました。

ミステリーコミックで良く小説のコミック化をしていますが、大半は失敗作というか原作を変に美化し過ぎな作品が多いと思います。
ちなみにこの「魍魎の匣」は実写映画化およびTVアニメ化していますが、どちらもダメダメです。
映画の方はもう原作無視もいいところで、ストーリーが破綻していました。そしてアニメ化の方はその「美化し過ぎ」と「妙な脚色&演出過多」で、原作の雰囲気がぶち壊されています。

そのふたつに比べると、このコミックはとても良かったと思います。

「匣の中の娘」「女子高生ホーム転落事件」「連続バラバラ殺人事件」「令嬢誘拐事件」「新興宗教」などなど、いろいろな事件や事柄が起り、絡み合い、重なり合い、最後に行き着く真相まできちんと描いていました。

登場する思春期の女子高生が自らの親を「醜い」と毛嫌いするところや、鬱病の小説家・関口、破天荒な探偵・榎木津、いつも眉間に皺を寄せた古本屋店主・京極堂こと中禅寺の描き方が実にいい。
アニメはキャラデザインをCLAMPが担当してしまったせいか、全員が妙に美形なんですよ(苦笑)
またアニメの演出はとにかく綺麗にまとめようとして、醜悪な部分がなく、よくわからない脚色が施されてしまって特に肝心のラストはもう唖然としてしまいました。
原作を知らないまま見ると、大変な誤解を招くと思います…特に映画は原作未読の人は絶対に見るのをやめた方がいいです。

小説に若干気後れするのなら、まずこのコミックを読んでみてから、挑戦するのも良いかもしれません。
入り込みやすいと思います。

感想は小説「魍魎の匣」に書きます。忠実に再現しているので、内容に関してはほとんど同じ感想になってしまうので(笑)
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こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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