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死刑全書

図説 死刑全書図説 死刑全書
(1996/04)
マルタン モネスティエ

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死刑とは単に人を殺すことを目的とするのではない。「死」そのものだけでは死刑の儀式は決して完成しない。
それは多くの場合、見せしめの儀式である。
いかにして悪人たちを苦しめ、死にいたらしめるか。
「死にいたる過程」、すなわちどのようにして殺すかをめぐって、人間は能力の限りをつくし、多様で、残酷な死刑方法を生み出してきた。


かなりマニアックな本です。
買うときはちょっと恥ずかしかった(笑)
現在は「完全版」が出版されているそうですが、私の持っている本はその前のものですね。完全版には当時、掲載できなかった写真などが追加されているそうです。

内容は「死刑」の歴史のようなもので、死刑の存続や廃止などを訴えるものではありません。

今では「いかに苦しまず、簡潔に、人道的な方法で」というかつての目的から正反対の方向で死刑の方法が考えられています。
まぁ、現代では「罪」に対しての「刑罰」として「死」を与えるわけですから、それ以上のこと、つまり「苦痛」とか「侮辱」などを加えることはできないんですね。
昔は「見せしめ」の意味があったので、「拷問」と「死」がセットになっていたから、本当にこんなことを行ってきたのかと思われるものが多いです。

本書には白黒ではありますが、斬首された罪人の首や絞首刑に処された罪人の写真などが掲載されていますので、この手のものに耐性がない方は見ない方がいいでしょう…そもそも手に取らないか(苦笑)
読んだときは正直、驚きましたね。
こんな死刑方法があったのか、と本気で人間は同胞を殺す方法を熱心に考えるのだなぁと呆れるほどです。
写真もかなり生々しく、下手なホラー映画より迫力ありますね。

現在、日本では絞首刑が採用されていますが、死刑廃止論が随分と挙がってくるようになりましたね。
ただ、日本人の感覚からすると「因果応報」というか「自業自得」というか、割とシビアに「罪を犯したのだから罰を受けるのは当然」という感じがあるように思われます。
かつては「仇討」が権利として認められていた時代もありますしね。

この本書以外に「自殺全書」「拷問全書」なるものがあり、これで禁断の三部作というらしいですが、残念ながら「拷問全書」を買いそびれました…ってことは「自殺全書」は持っているという(苦笑)
しかし、後に「奇形全書」「食人全書」「排泄全書」など何だこりゃ?と思うものが出版されているので、三部作ではもうないようですね(笑)
そして買う私も私なんですがw

まぁ、普通の人ならば読むどころか出会いもしないようなマニアックな本でした。
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死体処理法

死体処理法 THE BUTCHERS
(1991年)
ブライアン・レーン/立石光子訳
二見書房刊
1680円

「完全な殺人」とはどういうものだろうか?

法の裁きを免れるだけでは「完全」とは言わない。
「それ」が「殺人」だと分かった時点で「完全」ではなくなるのだ。つまり殺人の動かぬ証拠―死体―を完全に始末する必要がある。
しかし、死体を人知れず処分するのは、なまやさしいことではない。死体はかさばり、腐敗し、腐臭を放つ。
そこで犯人たちは知恵をしぼり、遺体を硫酸で溶かしたり、燃やしたり、切断したり、人肉を食べる、売る、豚の餌にするという過激な手段を取った。
そんな彼らの前に立ちふさがったのが警察と法医学者である。

残されたわずかな手がかりをもとに死因や死亡時間を割り出し、歯の治療の記録、頭蓋骨と生前の写真との重ね合わせなどの技術を駆使して、被害者の身元をつきとめようとした。

この本は「死体処理」のいろいろな方法を紹介しているが、結果的には失敗した犯行の記録でもある。



「何でこんな本を読んだの?」と問われること間違いなし第二弾です(苦笑)
アマゾンで検索しましたがHITしませんでした。
11年も前に購入した本ですね……ええ、借りたのではありません。私の本です(笑)
本棚の奥にあったせいか、かなり装丁も汚れてしまっているので、完全に処分本ですな。ブックオフに引き取ってもらうのも気が引ける内容ですしね。
姪っ子に見つからないように巧妙に隠していた本の一冊ですが、私が事件を起こしたら真っ先に押収される本かもしれません。

現在ではいないと思われますが、昔は「死体」が見つからなければ「殺人罪」を問えないと思っていた犯人がいたそうです。
実際はそんなことはなく、死体そのものがなくても裁判に持ち込めるし、有罪にもなります。

しかし、本当に跡形もなく死体を処分することは非常に大変です。
硫酸で溶かしたとされる事件でも、わずかながら「溶け残り」が回収されているんですね。
中には豚の餌にして見つからなかった例もありますが、これは時間が経ってしまっていたので、憶測であり、本当に豚の餌にしたのかは分からずじまいでした。

それにしても、本当に犯人たちは一生懸命考えたんでしょう。
中には悪魔のいたずらか、神の裁きか、と言わんばかりの偶然性で死体が発見されてしまい、捕まってしまった犯人もいます。
あるいは考えるのは容易いけれど、実行するのは難しかったのか、あっさりとばれた犯人もいます。

科学捜査は万能ではありません。
実際に冤罪事件はいまだに絶えないし、そもそも証拠をねつ造されてはどうにもならない。
それでも、犯人が白を切ろうとしてもできない決定打を放つこともあります。

著書では「身元不明の生首」を槍先に刺して「この人に心当たりありませんか?」というとんでもない方法を取る時代(1726年)の事件記録がありました。これは本当に驚きました(笑)
しかし、ある意味、ちゃんと身元確認して事件の詳細を調査していたともいえます。

骨格などから性別や年齢を割り出し、損傷具合を見て死因を探る。

かなり昔からこういった方法は取られていたんですね…って、別に法医学の道に進む夢はなかったのについつい興味から買ってしまった本でした。

ただ、自分の蔵書を見て思うことは、こういった類の本を読むからといって、「心に闇を抱え込んでいて現実と空想の世界の区別がつかなくなったことはないですよー」ということですか。
何でもかんでも映画や本のせいにしないでほしいな。


アオキガハラ

アオキガハラ

アオキガハラ

著作者:道満 三郎

出版社:ケイエスエス

価 格:3,990 円

言わずと知れた自殺の名所「青木が原樹海」の写真集です。詩も掲載されています。(撮影者:阿部ちひろ 文:道満三郎)
何でこんなものを?と思われる私の蔵書の中でも上のランクにある本ですね…間違いなく(苦笑)
値段もいい値段なので、今だったら買いませんねw
これを買った時は精神的にかなり追いつめられていた時だったので、何と言うか…魅かれたんでしょうねぇ。
この写真集の中にはちゃんと(?)自殺者のなれの果てが収められています。
多くは鬱蒼と茂った森の写真です。普通の森よりも人の手があまり入らないために、本当に「奥深い森」です。
航空写真で見ると、まさしく「樹海」です。
その中に明らかに人のモノ…靴だとか、衣服、薬、手紙…そういったものが枯葉や苔の中に無造作に打ち捨てられている写真が出てきます。

そして、木にくくりつけられた輪になったロープ。布。

そして、白骨。

そして…トリミング修正されていますが、腐乱した自殺者の遺体。

白骨まではそんなでもないですが、蝿のたかった皮膚が黒ずんだ首つり死体や、少し骨の見え、皮が変色した死体は死による醜悪さを物語りますね。
かつては警察や自衛隊が一斉捜索していたそうですが、今もやっているのかな?
もう捜索は止めたとも聞いたような…。 地元住民は観光客かそうでないかを見ただけで分かるといった話も聞いた事があります。
また迷惑しているとも。
まぁ、自殺する本人はもう人の迷惑なんて考えてないでしょうけど…少しだけ頭を過った事のある身としてはそのあたりは何となく分かります。

とりあえず、部屋の片づけをしている時に中身をチェックして当時の心境を思い出しました(苦笑)
状態が著しく悪いので処分決定…。
プロフィール

こぶた貯金箱

Author:こぶた貯金箱
知識は浅く広くがモットーですが、好きなモノにはのめり込むタイプです。
ほとんどが図書館で出会いますが、過去に衝動的に手に入れた本なども紹介していきます。かなりマニアックなもののありますよ。

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